東京ニュース

ブランのレスキューからリホーム

2008年01月13日

千葉県船橋市で、約2ヶ月前に飼い主が夜逃げしてしまい、放置されているマラミュートがいました。
当然、マラミュートは寂しさと空腹、繋がれたままでどこにも行けない状況に戸惑い、遠吠えをしました。

近所から苦情が出ました。
でも、周りの人は、マラミュートの大きな体に怖がり、触れようとしません。

本当はとっても優しくて、甘えん坊。

遠吠えと噂を聞き、一人の女性が水とエサを与えてくれ、話しかけてくれるようになりました。
でもその女性は、体が不自由で散歩に連れて行くことはできないし、もちろん自分で飼う事もできません。

エサを与えていれば、「まだ生き続ける」ということに、周りの人や地主からの反対・苦情が出てきます。
困った女性は、アークに電話をくれました。

ここから、東京アークによるレスキュー・里親探しの始まりです。

実際に東京アークのスタッフが出会ったマラミュートは、本当に可愛く優しい子でした。
人間を恨んでいるはずもなく、迎えに来てくれることを、心待ちにしていました。


まずはフロントラインをして、動物病院へ連れて行き、健康状態を検査するために血液を採取し、混合ワクチン接種・フィラリア検査を受けました。

そして、トリミングにも行きました。
協力してくださったリフレックスのトリマーさんは、「本当に良い子」「やっぱり、放置されていたからシャンプーすると茶色い泡になったよ」と、おっしゃっていました。
マラミュートは驚くほど、綺麗になり、本来の立派な姿を現しました。


いよいよ、里親希望の方とのご対面。

ご家族・先住犬のビビちゃんにも温かく迎えていただき、さっそくビビちゃんとの運動会。

フィラリア陽性だけど、気長に治療していくので大丈夫。
前立腺肥大だけど、去勢をするので大丈夫。
一生大切に面倒を見ますと、力強くおっしゃってくださいました。

名前は「ブラン」

ブラン君、もう安心だからね。

 ご協力をいただきました皆様に、心から感謝申し上げます >
     東京アークスタッフ一同 

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