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猫の多頭飼育崩壊からの保護

2021年01月21日
猫の多頭飼育崩壊からの保護

2020年12月、NPO法人ぐんまわんにゃんネットワークから保護協力の連絡がありました。
内容は群馬県内で高齢男性が70頭もの猫を1Kの家でコレクトしているというものでした。狭い部屋にゲージを置き、ゲージ生活の子もいればフリーで自由にしている子も。男性はほとんど収入がないにも関わらず、里親募集のページから猫を引き取り、そこで繋がった劣悪な繁殖業者から猫をもらって欲しい、と言われ数回引き取りました。不妊手術を怠り、引き取りを続けた結果、あっという間に70頭にまで膨れ上がりました。

男性は、それぞれ名前をつけて生年月日の記録も取り愛着はあるようでしたが、この劣悪な環境での飼育が常態化していることは、典型的なアニマルホーダーの例です。

わんにゃんネットワークの方々の説得に応じ、全頭の不妊去勢手術を済ませ、頭数を減らすことを約束しました。全頭をまとめて引き出すことは難しく、いまだ多くの猫たちがこの家で暮らしています。

アークでは5頭の猫のケア、里親探しをを引き受けることになりました。
現在はそれぞれフォスターさん宅で過ごしています。
とても懐っこい子もいれば、人馴れに時間がかかる子もいます。

それぞれの猫のプロフィールは下記からご覧ください。
http://arkbark.net/adopt/catstokyo/

これまで過酷で劣悪な環境にいた子たちに幸せな猫生が訪れることを願っています。

下記の写真は保護依頼があった時の写真です。

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2021.1

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