アークニュース

ハッピーエンド - ブルガリア・サーカス一家、ついに犬猫と共に帰国

2006年03月01日

2006年1月26日、ブロスコフ一家の苦境がMBS 「Voice」で放送されて以来、アークが開設したブルガリアへの帰国のための基金へ、大変多くの方々より大きな反響をいただきました。基金はわずか一週間で目標金額に達したため、口座は閉鎖したものの、その後も寄付は続き、最終的には、金銭/物品の寄付者総数877名、総計は1,500万円にも達しました。

この結果は、2月18日に河内長野市で行われた一家のさよならパーティーにて発表し、パーティーの様子は2月20日のMBS「Voice」で再び放送されました。ブロスコフファミリーは寄付者を前に、必要経費以外のお金はブルガリアの動物達の救済に使うと合意しました。

ブルガリアでは、動物病院や獣医師の数が極端に不足しており、通りには多くの野良犬や野良猫があふれています。そのため、私達アークは、基金の残りは不妊手術を重点的に行う動物病院、または、移動式モービル・クリニックの開設に使われるべきだと考えます。アークでは、当プロジェクトの実現への可能性と、ブルガリアの動物達が何を必要としているのか調査を行い、追ってアークホームページにてご報告いたします。

娘のダニエラは2月20日、犬1頭と共に日本を発ち、ブルガリアに無事到着したとアークに電話がありました。遅れて犬と猫は関西空港を22日に、ダニエラの両親は23日に発ちました。現在、家族はブルガリアで再会していることでしょう。

ブロスコフファミリーに寛大なるご寄付いただいた素晴らしい人々に、アーク一同心より感謝の念を表します。また、ブロスコフファミリーが河内長野に滞在している期間、予防接種やマイクロチップの挿入等の犬や猫のケア、そして大量の事務手続きをしていただいた大門獣医師には、心より御礼申し上げます。そして最後になりましたが、多くの日本人の心を揺さぶったドキュメンタリーを制作していただいたMBSの方々には、深く感謝申し上げます。

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