東北地方太平洋沖地震で家を失った被災動物たちに支援の手を(8)
4月13日から福島で保護活動をしていたスタッフが戻って参りましたので、2011年4月19日現在の状況をご報告致します。
浪江町や双葉町の住宅街ではフリーの犬たちが相変わらず多く、素手で捕まえられる子を中心に35匹の犬を連れて帰ってきました。
随時、犬の情報を管轄保健所へ届け出るとともに、こちらのページ( http://arkbark.net/?q=ja/node/2979 )にアップしておりますので、既に飼い主さんから連絡の来ている子たちもいます。
他の掲示板( http://tohoku-dogcat-rescue.com/ )に掲載していることも、大変有効でした。
また、連絡のとれた飼い主さんには不妊手術やマイクロチップ挿入を施してからお返しする旨をお伝えしておりますが、皆さん快く受け入れてくださり、大変有り難く思っております。
犬と暮らせる避難先にお住まいの方には、術後の経過を見ながらお届けして参ります。
現地にいる放浪犬たちの多くは、不妊手術をされていません。発情の来ているメス犬をめぐってオス犬同士がケンカをしたり、実際に交尾をしている姿も多数ありました。
数ヶ月後に沢山の子犬が生まれ、野良化していく犬が増えてしまうと予想されます。
飼い主さんでないと捕まえられない犬も多いため、一日も早く飼い主さんが一時帰宅をし、犬を保護してくださることを願って止みません。
今回のことで改めて、不妊手術・迷子札・マイクロチップの重要性を感じています。
牛たちの耳には所有者がわかるタグがついているのに、ほとんどの犬に迷子札がついていないのです。
震災後、アークショッピングには刺繍首輪のご注文が大変増えています。皆さんが同じことを感じていらっしゃるのかもしれません。
今日までにARKで保護した被災動物は88匹。ARKの保護スペースはほぼ埋まってしまいました。手術の終わった子から順に預かりボランティアさんのところへお願いし、スペースを確保してまた現地へ向かうことになるかと思います。
引き続き、皆さまのご支援をお願い申し上げます。
一時預かりボランティアについてはこちら:
http://arkbark.net/?q=ja/node/2976
フリーになっている犬たちは無邪気な笑顔で駆け寄ってきます。一日も早く本当の家族と暮らせますように!
【被災動物のための支援金受付口座】
郵便振替口座番号:00970-2-267840
加入者名:大規模レスキュー
PayPal (ホームページ右側のリンクより)
目的欄に「被災動物たちへ」とご入力ください。