アークニュース

外出自粛の間にできること

2020年05月12日

新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が出てから、自宅で愛犬と過ごす時間が増えている方も多いと思います。私たちの心配をよそに、飼い主と過ごす時間が増えて、犬たちは喜んでいるはず。

でも、犬によっては、この環境の変化にストレスを感じている子もいます。
そして、元の生活に戻ったとき、なるべく犬たちに負担がかからないように今から準備することも大切です。

 

〈ルーティンの変化〉

もし毎日のルーティンがほぼ決まっていて、それに慣れている場合、ちょっとした変化に不安を感じやすくなる犬もいます。なるべくルーティンを崩さないようにしてあげましょう。

毎日同じ時間にごはんをあげる。散歩に充てていた時間をトレーニングや遊びの時間にする。
犬にとって必要なことを毎日の生活に取り入れましょう:

・ごはん
・散歩
・排泄
・プレイタイム
・トレーニング
・休ませる / リラックスの時間
・睡眠
・一緒に過ごす

 

〈お互いの時間をもつ〉

在宅の時間が増えていることから「いつも一緒にいれない分、この機会にたくさん遊んであげよう」
いう考えになってしまいがち。でも、もしあなたの愛犬がお留守番に慣れているのであれば、なるべく1匹で過ごせる時間を作ってあげることも大切です。

「一緒に過ごさない時間」を毎日作りましょう。
自宅で仕事をしている間は、それぞれが別の部屋で過ごす。買い物に行くときはお留守番をさせる、など。
元の生活に戻ったとき、なるべくギャップのないようにしてあげましょう。

 

〈エクササイズ〉

外出自粛によって、遠出やドッグランに行けず、エネルギーを持て余している犬もいるかもしれません。
人通りの少ない時間帯やコースを選んで散歩に連れて行くことも一つの方法ですが、屋内でも犬の「頭を使わせて」トレーニングやプレイタイムを作ってあげてみてください。
私たちが身体をそんなに使っていなくても仕事後は疲れるように、犬も頭を使うと疲れるのです。
お留守番同様に、もし普段から誰もいない時間に寝ていたりリラックスすることに慣れている場合、いつもはいない時間帯に家族がいることで、その状況を受け容れられず充分な休息が取れていない可能性もあります。
犬が落ち着いて休むことのできる時間を毎日作りましょう。
ハウストレーニングがすでにできているなら、在宅をしている間もハウスで過ごす時間を作ってあげてください。もしできていないのなら、これを機会にハウストレーニングを始めるのも良いかもしれません。

犬たちにとっては、コロナが流行っている、緊急事態宣言が出ている、なんてことは関係ありません。
生活リズムの変化は私たち人だけではなく、ペットにとっても大きなストレスになり兼ねません。

愛犬との生活をより良いものにするために、ぜひ参考にしてください。

 

引用:Dogs Trust —翻訳 Machiko Nakano

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