アークの歴史

アークは1990年に現在の代表、エリザベス・オリバーによって設立されました。 オリバーは1968年にイギリスから英語教師として来日しました。そして、日本で暮らす中で捨てられるペットや家のない動物たちの窮状を目の当たりにし、友人たちと共に傷ついた動物たちの救助にあたるようになります。 その頃は資金面での援助はほとんどなく、フード等の援助のみによって支えられた活動でしたが、自身と友人らによ る地道な活動を聞きつけ協力してくれる仲間たちが増えていったことで、次第により多くの動物を救助できるように なっていきました。

このような活動拡大の流れを受けて、ボランティア数名をスタッフとして採用し、アークとしての活動が始まりました。

設立から5年後、1995年の阪神淡路大震災はアークにも大きな試練を与え、重要な分岐点となります。 被災地ではたくさんの動物たちが助けを必要としていました。そのためアークは突然、許容量の数倍の救助対応を迫 られることになったのです。震災の影響で保護することになった動物たちはのべ600頭を超え、この様子はマスコミを 通じて日本、そして世界中に広がりました。その後もアークは数々の変遷を経て、動物たちのための活動を続けています。

1990年:アニマルレフュージ関西(ARK)設立
1999年:大阪府よりNPO団体(特定非営利活動法人)として承認される
2005年:東京アークを開設
2008年:日本初RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)の協会員として認定される
2008年:新シェルター(篠山アーク)建設計画始動
2014年:篠山アークに1棟目の犬舎が完成
2016年:大阪府より認定NPO法人(認定特定非営利活動法人)に認定される
2016年:篠山アークに2棟目の犬舎が完成
2020年:アーク設立30周年を迎える

アークの活動理念

わたしたちは、以下の4つの理念を掲げ、それに基づき活動しています。

1. 保護した動物の心身のケア、社会化トレーニング、里親探し
2. 望まれずに生まれてくる犬や猫をなくすための不妊去勢手術の推奨
3. 日本の動物福祉水準の向上の為の啓蒙活動、子どもたちへの教育と行政への働きかけ
4. 国際水準の動物福祉センター(篠山アーク)の建設

Total Adoptions

犬 4380頭
猫 2293 頭
犬 Dogs 猫 Cats
1991 5 1
1992 83 18
1993 77 17
1994 59 12
1995 197 61
1996 101 52
1997 67 27
1998 78 28
1999 126 33
2000 161 50
2001 153 71
2002 148 60
2003 110 36
2004 167 44
2005 177 47
2006 196 97
2007 194 107
2008 184 100
2009 199 101
2010 204 116
2011 293 111
2012 172 141
2013 179 128
2014 146 135
2015 174 128
2016 150 149
2017 129  108
2018 84 85
2019 109 51
2020 54 42
2021 67 45
2022 67 44
2023 70 48

*2012年より東京アークと合算した統計になります。

動物取扱業に関する表示 2014年11月13日付けを以て、第一種から第二種動物取扱業に変更となりました。