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群馬猫多頭飼育崩壊からの引き出し

2023年02月28日
群馬猫多頭飼育崩壊からの引き出し

東京アークでは、2月に入り10頭の猫を多頭飼育崩壊現場から引き出しました。
昨年10月に群馬県高崎市内の一軒家でおよそ170頭にも及ぶ猫の多頭飼育崩壊が発見されました。
最初に相談を受けたNPO法人群馬わんにゃんネットワークさんが中心となり、糞尿にまみれた家の掃除や改修、全頭の不妊手術を実施。
今もなお、猫たちのために物資の支援や掃除、里親探しなどを行なっています。

私たちが足を運んだ時には、染み付いたアンモニア臭は残るものの当初の現場では想像ができないほど広々として、陽の光が入り明るく清潔な室内でした。

一人暮らしであったその飼い主は、「色や柄を楽しむために増やした」と話し、生年月日や色柄の特徴など細かくリストしていました。昨年、飼い主の親族から群馬わんにゃんネットワークさんに相談があり発覚。部屋中が糞尿にまみれ、原型を留めないキャットタワー、息絶えた子、生まれたばかりの子猫は食べられた形跡もあったそうです。

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人との繋がりが希薄になり、孤独を埋めるために犬や猫が犠牲になっています。
社会全体が自己責任や自助努力が風潮となる中で、ますます助けの声を上げにくくなることも危惧されます。
動物虐待の罰則強化や保健所の指導強化だけでは解決できる問題ではなく、福祉サービスの充実、民間と行政との連携等、多方面からのアプローチが必要だと強く感じます。

引き出した猫たちは、健康チェックを済ませ経過観察中です。
順次、プロフィールを公開しますので、ぜひご覧ください。

群馬わんにゃんネットワークさんのSNSはこちらから→https://www.instagram.com/g_wannyannet/

バナナ♂ 1y
アセロラ♀1y
パイナップル♂2y
いちじく♀10m
スイカ♂2y
カラマンシー♂4y
クランベリー♀1y
シュガビー♀1y
きんかん♂2y
びわ♂1y

2023.2.27

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