アークニュース

ネイサン・ウィングラッド氏著 『Redemption』

2009年03月01日

Nathan Winograd著の「Redemption: The Myth of Pet Overpopulation and the No Kill Revolution in America」はNo-Kill (殺処分ゼロ)運動のバイブルと呼ばれる本です。

No-Kill Advocacy Center(殺処分ゼロ推進センター)の所長Winograd氏はスタンフォード大在学中から校内で野良猫を捕まえ避妊・去勢させることに力を尽くしたといいます。卒業後しばらく郡の検事として働き、その後アメリカ初のNo-Killシェルターとなったサンフランシスコ動物虐待防止協会のディレクターに就任。そこでWinograd氏が「No-Kill運動の父」と呼ぶRichard Avanzinoと出会います。Avanzino氏は地域の支援活動によってシェルターの健康な動物たちのリホームがかなうという信念の持ち主です。

Winograd氏は本書で各アニマルシェルターは動物たちを殺処分する場所ではなくリホームの場だと説いています。そのためにはシェルターは動物たちを捨てる人たちを責めることをやめ、彼らがいかに正しいことをできるよう手助けることが重要だと。そして殺処分ゼロの達成は決して不可能なものではなく、それにはシェルターが実現への強い意志をもつ必要があるのだ、とも。動物たちを救うには殺処分以外に今日からでも始められる別の方法があるのだ、と語りかけているのです。

詳しくはこちらをご覧ください。

新着情報